車検証閲覧アプリで電子車検証情報を読み取る方法
令和5年1月より、電子車検証制度がスタートしました。(軽自動車は令和6年より)
既に手元に電子車検証がある方もいるかと思います。
当社に廃車をご依頼いただく場合、下記でご紹介する「自動車検査証記録事項」があればアプリを使用する必要はありませんが、電子車検証だけでは車検の有効期限や車両の所有者名・使用者の住所を目視で確認できず、廃車しようとしたら、「もう車検が切れていた」「実は所有権解除していなかった」「実は住民票が必要だった」といったトラブルにもなりかねません。
今回は電子車検証情報をスマホで読み取る方法や、専用の「車検証閲覧アプリ」についてご紹介します。
電子車検証について
電子車検証制度が始まり、車検証が大きく変わりました。
今までは車検証情報が一目で確認することができましたが、
電子車検証は付帯の「ICタグ」を読み取ることで、詳細の確認ができます。
→電子車検証について詳しくはこちら
車検を通したり、新規登録などの従来であれば紙の車検証が発行される手続きを行った車に対し、令和5年以降は「電子車検証」と「自動車検査証記録事項」が発行されます。
自動車検査証記録事項とは
従来の紙の車検証と同等の内容が記載された書類です。
電子車検証へ完全移行するまでの経過措置として、令和7年12月までの3年間は発行されます。現行の車検証よりも紙質は薄く、裏面には何も記載されていません。
この書類が手元にある場合、アプリを使用して車検証情報を読み取る必要はありません。
【見本】
スマホで読み取る方法
①電子車検証の裏面にあるQRコードを読み取り、
スマホ用「車検証閲覧アプリ」をダウンロードします。
②ダウンロード後、画面に従い、「次へ」をタップします。
③内容を確認して「閉じる」をタップ
④セキュリティコードを入力します。
⑤ICタグを読み取ります。
⑥読み取り完了です!
画面はこのように表示され、PDF保存も可能になります。
読み取れないときは
当社でも何度かICタグが読み取れないことがありましたので
その事象についてご説明します。
読み取りの失敗例
①ICタグから距離が離れている
読み取り時はスマホとICタグを近付けましょう。
②裏面から読み取る
裏面からだと反応しないケースもありました。
表面から試してみましょう。
③手帳型のスマホケースの使用
ケースの厚みがあると反応しないケースもありました。
ケースを外すことで読み取ることができました。
そのほか対処方法
上記の方法でも読み取りができない場合、
ご使用のスマホがiOSの場合はスマホ上部、
androidの場合はスマホ裏面の非接触IC通信マークを電子車検証のICタグ部分に近づけ、動かさずにしばらく待ってみましょう。
もしくは電子車検証を手に持ち、ICタグを下から上にずらしていくと読み取れることもありました。
エラーコードが表示されたら
エラーコードが出た場合は、国交省の電子車検証特設サイトのよくある質問に対処方法が載っていますので確認してみてください。
→国交省 電子車検証特設サイト
2023年03月25日
査定額をチェックお客様の電話番号入力不要!
廃車買取りからお支払いまでの流れ廃車買取の流れを詳しく見る
関連コラム
- 2023年11月28日 その他 終活サポートさまに弊社代表の記事が掲載されました!
- 2023年10月11日 廃車手続き編 廃車を買取り業者に引き渡した後の手続き ◆普通車編
- 2023年10月11日 廃車手続き編 廃車を買取り業者に引き渡した後の手続き ◆軽自動車編
- 2023年3月25日 廃車手続き編 電子車検証の読み取り「車検証閲覧アプリ」について~スマホ編~
- 2022年11月8日 廃車手続き編 電子車検証の導入で廃車手続きはどう変わる?
- 2022年10月4日 廃車買取り編 廃車前の準備でよくある質問
- 2022年10月4日 廃車買取り編 廃車前の準備で必要なこと
- 2022年9月28日 廃車手続き編 別名義の車を代理で廃車する方法
- 2022年9月15日 廃車の豆知識 廃車の前に愛車の供養をする
- 2022年9月13日 廃車手続き編 他県ナンバーを廃車する方法